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6年前の作文を現実に!

昨日の決勝ずっとみてましたが、本当に感動しました。

一人一人にドラマがあって、その中でも優勝した前橋育英のキャプテンが6年前に書いた作文を叶えた話は凄い感動しました!



主将を務める次男の海斗選手の肩を抱く前橋育英高の荒井直樹監督
 ◆第95回全国高校野球選手権大会最終日 ▽決勝 前橋育英4―3延岡学園(22日・甲子園) 父子鷹が頂点を極めた。初出場で優勝を飾った前橋育英(群馬)は、7回に主将の荒井海斗三塁手(3年)が勝ち越しV打。父である荒井直樹監督(49)に日本一のウイニングボールを手渡し、少年時代からの夢を実現させた。延岡学園(宮崎)は、4回に3点を先取したものの、投手3人の継投で逆転負け。31歳の重本浩司監督は悔し涙を流した。

 荒井父子の夢物語は、あまりにも出来過ぎたフィナーレを迎えた。指揮官がナインの手で3度、宙を舞う。その中心には、海斗がいる。そして、優勝インタビュー。決勝打を放った海斗が一塁側アルプス席に向かって大声を張り上げた。「お母さんは今まで本当に苦労しているので、日本一の寮母さんにしたいと思ってやってきました」。その瞬間、野球部寮の寮母を務める母・寿美世さん(49)は、あふれ出る涙をそっとぬぐった。

 海斗が3歳の時、父は前橋育英のコーチに就任した。小5の時、「6年後の僕へ」と題した作文を書いた。「前橋育英で甲子園に出て、全国制覇をしてお父さんを胴上げしたい」―。父は、それを折りたたんで手帳に挟み、お守り代わりにユニホームの尻ポケットに入れている。そして、7年後。「正直、書きすぎだろって思ってましたけど、小さい時からの夢をかなえられて本当にうれしいです」と海斗は笑った。

 母は、寮母としてチームを支えた。毎朝5時起きで、23人いる寮生のご飯を作る。遠征の際には2時に起きることも。「何度も心が折れそうになった」と過労がたたって体調を崩し、入退院を繰り返したこともある。この日の朝、母に一通のメールを送った。「群馬一の監督から、日本一の監督にします。お母さんも日本一の寮母にするよ」。まさに有言実行。「もう、これ以上の親孝行はできないと思います」と胸を張った。

 ウイニングボールは、アルプス席にあいさつに行く際、そっと父に手渡した。そして、握手を交わした。「最後に日本一を取って、監督さんにウイニングボールを渡したいと思っていたので、本当にうれしいです」。父も「夢のようです」と目を細めた。心と心で通じ合う2人。言葉は必要なかった。

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